先日、アカデミーOBのある選手が顔を出してくれました。
僕はアカデミーの指導には関わっていませんが、バスの運転免許を持っているので、今の高校2年生である5期生までは遠征のお手伝いをさせていただいたことがあります。
今回来てくれた選手はとてもサッカーが好きだし、プレーヤーとしても素晴らしい能力を持った選手でしたが、上手くいかないこと、気に入らないことがあると不貞腐れてしまうことが多かったように思います。
しかし、久々に話をしてみると、サッカーとの向き合い方、自分たちのサッカーがどのようなサポートのもとに成り立っているか、サッカー以外のことを学ぶ大切さ、自身の将来設計など、本当に色々なことをしっかり考えられるようになっていて、僕なんかよりよっぽどしっかりした考えを自分の言葉で語ってくれ、その成長に驚かされたなんて僕が言うのもおこがましいぐらいでした。
その背景には良い影響を与えてくれる方との出会いがあったそうです。
僕にも自分の思想に大きな影響を与えて下さった方の顔がいくつか思い浮かびますが、最近はそういう出会いも少なくなってきたなと感じます。
忙しい毎日の中で、そういう出会いを求める行動をとっていないので当たり前の話です。
やはり色んな人と会って話すことは大事。
いつも顔を合わせる人の存在ももちろん大切だし、そこから学ぶことも当然あるのですが、普段の生活圏を出て、普段会わない人に会いに行く行動も増やしていかないといけないなと痛感しました。
彼のような存在が松阪に、ヴェルデラッソに帰ってきてくれる循環が生まれたら、こんなに幸せなことはありませんね。
思い出話も楽しかった。
もう一緒にボールは蹴れないと思うけど（笑）、いつの日かまた共に戦えることを楽しみにしています。
