ホームタウン活動

2022.7.2(土)

徳和住民自治協議会様よりご依頼をいただき、「とくわっ子サッカー体験会」に選手9名と参加してきました。

コロナ前に呼んでいただいたイベントに遊びに来られていた方が我々のことをずっと覚えていて下さって、今回のイベントに呼んで下さいました。
約2年間、コロナ禍でこういうイベントが全くない状況でしたが、2年経っても覚えていてもらえたというのは本当に嬉しいことですし、当時頑張ってくれた選手の功績です。

そして、今回。
この数年間で選手もそれなりに入れ替わりましたので、ホームタウン活動に参加することが初めての選手も多かったですし、普段子どもたちと接する機会のない若い選手たちが中心だったので、このイベントを上手く盛り上げられるか少し心配していました。
しかし、動画をご覧いただければわかる通り、そんな心配は無用でした。
参加した選手全員が、子どもたちが楽しめるように場を盛り上げ、子どもたちを驚かせるようなプレーを見せてくれました。
過去のホームタウン活動で一番良かったんじゃないかな。

選手たちにはこれまで
・この街のローカルヒーローを目指しましょう
・アスリートとしての価値(=人が求める数)を高めていきましょう
・「ノブレス・オブリージュ」の精神を大切にしましょう

という話を何度かしてきましたが、今までの活動でこれを具体的にイメージすることは難しかったと思います。
しかし、今回の活動で僕が言ってきたことを理解できたり、解像度が上がった選手もいるのではないでしょうか。(そう思ってくれていると嬉しい。)
実際に子どもたちと触れ合い、彼らがだんだん心を開いてくれて、最後は懐いてくれるところまでを経験して、自分たちが思っている以上に自分たちに影響力があることを感じた選手もいたと思います。
「アマチュアの分際で・・・」とか、どうしても思ってしまいがちなのですが、子どもたちにとっては目の前ですごい技を見せてくれたり、楽しませてくれるお兄ちゃんだって十分ヒーローです。
そういう身近なファンを一人ずつ掴んでいくことで、自分のためだけにやってきたフットサルに少しずつ「誰かのために」という要素が入ってきて、それが力にもなるだろうし、ひいてはアスリートとしての価値になっていくのです。

特に我々アマチュアの世界では強さが全てではありません。
どれだけ強くなっても大して話題になりませんから。
実際、昨シーズン初めて全国大会の出場権を獲得しましたが、それでファン・サポーターが増えたという事実はありません。

たくさんのファン・サポーターに応援され、多くの企業スポンサーの支援をいただけるような存在になりたければ、自分たちの価値を高めていくしかないのです。
そのためには競技力ばかりを高めていてもダメということ。
競技力がどうでもいいって話ではなくて、自分のためのフットサルというところからスタートしているのが大前提なので、競技力を高めて理想とする結果を求めるのは当たり前。
それを誰からも応援も支援もされなくていいから一人で粛々とやりますって選手はそうすればいい。
それもアマチュアアスリートの生き方のひとつ。
ただ、我々はそうじゃないところを目指してやっているので、所属する選手たちにもこういうことを理解してもらえたらなと思っているし、今回のイベントがその気付きのひとつになっていれば嬉しい。

ごちゃごちゃ言いましたが、我々大人もシンプルに楽しかったよね。
めちゃめちゃ暑かったけど。笑

これからも我々の愛するスポーツの良さを、愛するクラブの良さをもっともっと伝えていきましょう。