価値あるゴール

もう既に各種SNS等、様々な媒体で発信させていただいているので、ご存知の方が多いかと思いますが、このたび東海フットサルリーグで4位以上となることが確定し、ヴェルデラッソ松阪トップチームが初めての全国大会「第22回 F地域チャンピオンズリーグ」に出場することとなりました。

まずは日頃よりクラブをご支援いただいておりますスポンサー企業の皆様、サポーターの皆様、家を空ける機会の多い選手たちを理解し、支えて下さる選手のご家族の皆様、ここに至るまでクラブの土台を築いて下さったOBの皆様をはじめ、クラブに関わって下さる皆様に心より御礼申し上げます。

地域CL出場を決めたDELIZIA磐田戦。
勝利を決定づける3点目のゴールを決めたのは、今季からトップに昇格した古屋颯斗でした。

彼のお父さんは僕が松阪に来た当初から大変お世話になっている方で、親しみがある中にも尊敬の念があり、僕が勝手に家族のように感じている方です。
そんなお父さんに連れられて、子どもの頃からよく我々の施設に来てくれていて、サッカースクールの一期生でもあるハヤト。

でも、当時はこんなことになるとは全く思っていませんでした。
子どもの頃から有望視されていた選手ではなく、スクールでも個サルに来ても全く目立つ存在ではなかったから。
彼が高校生になるのと同時にセグンドが立ち上げになり、そのタイミングで入団しましたが、そこから大学4年生だった昨シーズンまでずっとセグンド。

しかし、彼のすごいところはどんな立ち位置であろうが、腐ることなくコツコツ積み上げられるということ。
上手くいかなくても逃げずに取り組めること。

セグンドでもなかなか試合に出れないところからのスタートでしたが、ポジションを掴み、キャプテンを任せられ、今年ようやくトップに上がると、トップでもシーズン途中からポジションを掴み、最後の最後で全国を決めるゴール。

全国を決めたことはもちろんめちゃくちゃ価値のあることですが、ハヤトがこのゴールを決めたことにもそれと同等、もしくはそれ以上の価値があると思っています。

・地元出身
・クラブに愛着を持ってくれている
・「考えてプレーすることで能力の高い相手を上回る」ヴェルデのフットボールを体現
・コツコツ努力を重ねてきた選手が報われる

同じようにスクールから一緒にやってきたリュウも含めて、我々が「こういう選手を育てて勝ちたいよね」と掲げていた理想が、ようやくひとつの好事例として表れたのが彼らだから。
本人たちの努力と、関わってきた指導者たちの情熱で、ようやくアカデミーで育った子どもたちが大人になって帰ってくる好循環がまわり始めてきました。

ハヤトに関してはお父さんとの関係性もあるし、ハヤト自身とも彼がまだ小さかった頃から一緒にボールを蹴ってきたし、セグンドでは長年同じセットでプレーしたので、個人的にも本当にすごく嬉しいゴールでした。


今は経験ある選手たちが、こういう地元で育った若い選手たちを支えてくれて、すごくバランスの良いチームになっていると思うし、若い彼らにとってはさらに成長するチャンスだと思います。

このチームで全国大会を戦えることが本当に楽しみです。

地域CLは2/17(木)~2/20(日)に静岡県で開催されます。
ヴェルデラッソ松阪では地域CLに向け、クラウドファンディングを実施しております。
既に本当にたくさんのご支援、暖かいメッセージをいただき、みんなで感動しています。
クラウドファンディングは2/15まで実施しておりますので、引き続き皆様のご支援をお願い致します。

CAMPFIRE「ヴェルデラッソ松阪 初の全国大会出場応援プロジェクト!」