2021→2022

2021.12.31

今日で2021年が終わります。
今年1月に会社の代表取締役に就任し、明確にこれまでと違う一年を過ごしました。

こんな小さな会社で社長になったところで、肩書が変わるだけで特に大きな変化はありません。
社長になったからと言ってマネジメントに専念できるわけではありませんし、逆に言えば従業員だからと言って現場のことだけを考えていればいいわけではなかったので、業務内容にはほとんど変化がないのです。

そう思っていましたし、実際そうなのですが、やはり立場が変われば見え方や感じ方にも変化があるもので、その変化は想像していたより小さくないものだったなというのが、この一年の感想です。
コロナ禍も重なって、様々な不安やプレッシャーがある中で、これまで同様の理念・信念を貫くことは簡単ではありませんでした。

それでも皆様の支えがあって、何とか一年やってこれて、たくさんのことを学べた一年になったと思っています。

また、上手くいったことも、そうでないこともありますが、今までやってこなかったことにたくさんチャレンジし、変えようと思ったことを少しずつ変えられた一年でもありました。

来年は皆様ともっと面白いことをできる一年にしたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。

ヴェルデラッソ松阪にとってはクラブ創設以来最高の一年になりました。
トップチームは東海リーグで初めて地域CL出場やリーグ優勝を目指せる順位にいて、セグンドもかなり優勝は厳しくなってしまいましたが、県1部残留だけでなく、もう一段階上の順位でのフィニッシュを目指せる位置につけています。

ただ、これらはあくまで「暫定」の話。
あと少しシーズンが残されており、ここからが本当にシビアな戦いになります。
最後にみんなで笑えるよう、年明け早々からみんなで高め合っていきたいと思います。

唯一の心残りは自分自身の競技生活の終焉。
今年1月に予定されていた県リーグ最終節がコロナ禍で中止となり、最後の試合が中止という形で引退になってしまったこと。
本当はやれるところまでやりたかったけど、社長就任も決まっていた中で、他の若い選手たちのレベルについていくためのトレーニング時間を確保できないため、引退することを決めていました。
せめて最後のシーズンぐらいはやり切りたかったので、これは非常に残念でした。

心残りはめちゃくちゃありますが、あくまでオフィシャルのリーグに参加することを辞めただけ。
松阪市リーグやベテランリーグでのプレーは続けていくので、そこで今できる自分の最高のパフォーマンスを出すことに拘ってやっていきたいです。

良いとも悪いとも言い切れない一年でしたが、能動的なことも受動的なことも含めて、コンフォートゾーンの外に出る機会は多く作れたと思っています。
不安、プレッシャー、ストレスを感じている時間が非常に長かったですし、本当に押しつぶされてしまうんじゃないかと思うこともありました。

しかし、そんな時期に開催されたフットサルワールドカップ。
12年前の仲間がワールドカップ決勝トーナメントで、あのブラジルを相手に決めた追撃のゴール。

これには本当に勇気づけられました。
一番苦しい時期を共に過ごした仲間の活躍を見て、勝手な解釈でしかないのですが、「お前もまだまだやれるやろ。」と言われているような気がして。

彼だけでなく、家族、友人、チームメイト、お客様など、これまで深く関わってきた方々の存在に精神的にすごく支えられた2021年でした。
みんな本当にありがとうございました。

まだまだ大変な状況ではありますが、もうコロナを言い訳にできる段階は終わりました。

コロナ禍だろうが何だろうが、試合には勝たなきゃいけないし、みんなでスポーツを楽しめる場を失くしてはならないし、会社は潰せないし、家族は守らないといけない。

みんなにとって勝負の一年になりそうですね。

きっと今まで以上に助け合いが必要。みんなで力を合わせて頑張りましょう。

2020→2021 | Yuta Kawabata (kawabata29.online)

一年前のブログでこんなことを書いていました。
自分がどれだけ誰かの助けになれたかわかりませんが、いつも以上にそこに意識は向けられたと思うし、助けられたことは間違いなくその何倍も多かったと思います。

結局やっぱり人・繋がりが大事。
元々自分の中で大事にしてきたことをもっともっと大切に扱っていくだけ。

2022年も宜しくお願い致します。