FIFA World Cup Qatar 2022

おかげさまで全ての工事が完了し、無事リニューアルオープンを迎えることができました。

DIYもヴェルデラッソ松阪若手選手たちやアカデミースタッフのみんなの協力で無事間に合いました。
みんなありがとう。

ただ、今週土曜日にリニューアルイベントが控えているので、この件については来週以降お話しできればと思ってます。

12/10(土)19:00~21:00
【リニューアル個サル】
クラウドファンディングのご支援や寄付をいただいた方は参加無料!
景品もありますので、是非遊びに来て下さい!!

さて、ご存知の通り、現在カタールで「FIFAワールドカップ2022」が開催されています。

「新しい景色を」の合言葉のもと、未踏のベスト8進出を掲げた日本代表でしたが、惜しくもラウンド16でPK戦の末敗退。
今回もベスト16で戦いを終えました。

結果的には目標を達成できなかった。
ただ、今回は優勝経験もある強国のドイツ、スペインを撃破してグループリーグ1位通過するという快挙もありました。
この結果をどのように捉えるかは意見の分かれるところだと思います。
またベスト8の壁を越えられなかったと評価する方もいるでしょうし、強国を倒せたこともひとつの「新しい景色」だと捉えている方もいるでしょう。

結果だけでなく、代表チームや選手個々のパフォーマンスについても様々な意見や感想があるのは当然のことですが、「ヘタクソ」、「あいつはない」的な言葉には強い違和感を覚えます。

言葉を選ばずに言えば、「どの口が言っているんだろう」と。
サッカー選手にすらなれなかった人たちが、サッカー選手のトップである日本代表選手にそんなこと言えるはずがないのに。。
「批判がチームを強くする」ってよく言いますが、それができるのは役割を果たした人間だけじゃないかなと思っています。
あの舞台で堂々と戦っている選手たち。それだけですごいと思うけどな。

さて、以前松阪にもお越しいただいた、サッカーコンサルタントの幸野健一さんのツイートです。

幸野さんは以前から「その国のサッカーが強くなるためには代表強化だけをやっていてもダメで、分母(=競技者)を増やすことが重要だ」と唱えられており、その指標として各国の競技者人口(サッカー協会加盟登録人数)を総人口で割った競技者人口比率を挙げられています。
これが概ねFIFAランキングと相関関係にあるようで、強国と呼ばれる国は競技者人口比率が高いようです。
世界のトップ10に入るような国は大体国民の5%~10%がサッカー競技者で、日本は現状3.85%なので、これを倍増させることが代表が強くなることに繋がると仰っています。
そのためにリーグ戦文化を根付かせたり、育成年代から移籍を活発にし、補欠をゼロに近づけること、受験や進学等の区切りによる引退をなくすこと、50歳を超えても毎週プレーできる環境づくりなどが必要と、様々な発信・活動をされています。

これは弊社の事業にも繋がるところ。
以前、こちらのブログでも書きましたが、弊社では「6歳から60歳までスポーツを楽しめる場所」という事業コンセプトを掲げ、フットボールとの出会いから生涯にわたり、ずっとここでボールを蹴り続けられる環境の創出を目指しています。

仕事、家庭など、社会人になると趣味を継続することにも様々な障害が出てくるものです。
ただ楽しい場を作るだけでなく、これらの課題にも取り組んでいく必要がありそうです。

実際にワールドカップのピッチに立つのはごく一握りの選手だけですが、そんな選手を支える指導者やスタッフの存在も必要だし、そういう一握りの選手が出てくる過程で競争相手となる選手の存在、その競争相手を支える指導者やスタッフの存在も必要。
その終わりの見えない連鎖のどこかに我々のようなスポーツクラブも存在しているはずです。
その連鎖の中での役割を全うすることはもちろん、大多数である日本代表にもプロにもなれなかった存在にフットボールに関わり続けてもらうことも我々の責任だと感じています。
現地で声出して応援する人も、バリバリ働いてユニフォーム買ったりしてサッカー界にお金を落としてくれる人も、スポンサーも、サッカー界に貢献してくれる存在はそういう人の中から出てくるものだから。

フットボールとの関わり方は無数にあります。
その数だけワールドカップとの関わり方も存在しているはずで、自分の仕事が言動が、巡り巡ってワールドカップに繋がっていると思うとワクワクしませんか?

日本サッカー界みんなでそれぞれの役割を果たしていきましょう。
日本代表がワールドカップを掲げる日を夢見て。