教えることは学ぶこと

昨年11月にスタートした初心者向けフットサルクリニック「ビギトレ」
そして、7月から遂に最初の生徒さん2名と共にスタートした学研教室。

これまでやってこなかった「教える」ということが自分の生活の中に入ってきた数ヶ月。
やはり誰かにに何かを伝えるということはとても難しいです。

そもそもどこがわかっていないのか?
どう伝えればわかってもらえるのか?
スポーツなら、そこから実際に自分の身体でそれを表現するところまでが課題になってきます。

毎週、トレーニングや授業の前に起こりうるエラーを想定し、それに対する改善策を持って臨むわけですが、まぁ悉くその想定は裏切られるわけです。笑
しかし、この準備の過程で自分の学び直しができ、アウトプットを行うことで知識はアップデートされます。
特にフットサルについては何となく感覚でやっていたことがかなり整理されて、1年前より自分自身のプレーも幅が広がったり、より楽しめていると感じています。
また、想定外のエラーに対しても徐々に対応力がついてきていることを感じられています。

よく言う言葉ですが、「教えることは学ぶこと」だなぁとつくづく感じます。
ビギトレに来てくださっている皆さん、学研に通ってくれてる子どもたち以上に僕が多くを学ばせてもらえているなと感じる毎日です。

思えば、いつもデスクの目の前に座っているヴェルデラッソ松阪アカデミーのコーチングスタッフは時間さえあれば情報収集していますし、クラブ内外問わず様々な指導者と議論を繰り返しています。
自分がこういう活動を始める以前は「それ仕事なの??」と感じるようなこともありましたが、いざそういう立場に立ってみると理解できるものです。
常に自分をアップデートすることに時間を使うべきだし、それを支えるのは飽くなき情熱ということ。
彼らの姿からは学ぶことが非常に多いです。

近年、ヴェルデラッソ松阪のスクールやU-15出身の選手が全国の舞台で活躍してくれています。
地方出身でも全国で戦える選手を育てること、そういう野心や情熱を持った選手をそこまで引き上げることが彼らの仕事であり、情熱の源泉なのかなと思っています。

僕は勉強においても、スポーツにおいても劣等生の経験があり、置いていかれる立場の辛さや難しさを味わってきたので、自分が教える人たちには小さなことでもいいので、できるだけ多くの成功体験をしてもらいたい。そして、その成功体験までの伴走者でいたいという想いがあります。

これを情熱の源泉にして、これからも多くのことを学んでいきたいと思います。


学研教室がスタートしたときに、ヴェルデラッソ松阪トップチームの誰かがホワイトボードに書いてくれてたもの。
これ地味に嬉しかった。この場を借りて御礼を言いたいと思います。
(しかし、2名除いて年下なので、その2名以外だった場合は呼び捨てでシバきます。)