11周年

まずは前回のブログ投稿について、たくさんのコメント、メッセージをお寄せいただき、誠にありがとうございました。
力強い励ましのお言葉に背筋が伸びましたし、弟との向き合い方、これからの自分の人生との向き合い方に対して、僕には全く見えていなかったような新たな考え方、ヒントになるようなお言葉をいただきました。

2020.11.1
アスキーフットサルパーク松阪 オープン11周年記念日でした。

当日は周年記念個サルを開催しました。
日曜日の夜に3時間もお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。

早いもので11年。
周年を迎えるたび、どうしても使ってしまいがちな「おかげさま」の言葉でさえ、何か違うよなって違和感を感じます。
サービス提供者として、お客様に支えられて長く続けてこれたというのは紛れもない事実なので、この言葉はある意味では正しい。
しかし、それ以上に【みんなで作ってきた】という感覚が強くて、「おめでとう」も「ありがとう」も「おかげさま」もどこか100%しっくりはこないなーという感じです。(え?俺めんどい??

昨年、10周年のときにはたくさんの方と喜びを分かち合いたいと、様々なイベントを企画しましたが、実際にイベントに参加して下さった方の数は想定を大きく大きく下回るものでした。
オープン当初に確かに存在していたはずの一体感、このコミュニティに対する愛のようなものがメンバーの入れ替わり、個サルの拡大と共に次第に薄れていくのは感じていましたが、それに対して目を背けていたように思います。
それが表面化したのが昨年の10周年イベントでした。

しかし、そこに来て下さっていた第二世代の中心メンバーの皆さんが
「俺らが初めて個サルに来たときは上の人たちが輪に入れるように気を遣ってくれたのに、俺らは次の世代の人たちに同じことができていない」と自分事のように真剣に反省して下さっていました。
実際にこの一年間は常連さんが新しい人に声を掛けて下さる機会が増え、ここ数年ほとんど増えていなかった20代のお客様が少しずつ定着してきたという明確な変化もありました。

また、今年は新型コロナウイルスが世界中に拡大し、日本でも多くの行動が制限される事態となりました。
その中で「不要不急の極み」といえる我々の事業は当然大打撃を受けました。

しかし、ボールを蹴れる場が少なくなっていたこともあって、ある程度事態が改善してからは新たなお客様との出会いもたくさんありましたし、一定期間フットサルやこのコミュニティから離れることで、改めてその価値を感じていただけた方もいらっしゃったようで、一時的な売上では潰れかけるほどの大きなマイナスを負いましたが、長い目で見ればプラスになることの方が多かったように思います。
お仕事の都合で通えなくなっていたお客様がコロナの影響で戻って来て下さり、数年ぶりに再会できた方も数名いらっしゃいました。
決してポジティブではない理由で戻って来られた方もいらっしゃるのですが、久々にお会いできて、また一緒にボールを蹴れたことはすごく嬉しかったです。

非常に厳しい一年でしたが、毎日皆さんと一緒にゲラゲラ笑いながらボールを蹴って、明るく乗り越えられたことはとても良い思い出になりましたし、もう一度みんなで楽しめる場所をみんなで一緒に作っていくための足掛かりになるような、大きな大きな一年になりました。

アスキーフットサルパーク松阪を愛してくれる全ての皆様に
11周年おめでとうございます。
そして、いつもありがとうございます。

また新しい一年も宜しくお願い致します。