1% FOOTBALL CLUB

こちらでのご報告が遅くなってしまいましたが、アスキーフットサルパーク松阪は「1% FOOTBALL CLUB」に参画することとなりました。

1% FOOTBALL CLUBは「特定非営利活動法人love.futbol Japan」さんが運営するプラットフォームで、プロサッカー選手やサッカーにまつわる活動をしているコミュニティが、年俸や売上の1%を寄付し、「サッカーをしたくても諦めている子どもたち」の環境を変える活動を実施するものです。
具体的には、経済的・社会的な理由でサッカーをしたくても諦めている、または続けたいけど悩んでいる子どもたちへの奨励金の支給、社会との繋がりをつくるプロサッカー選手とのオンラインセッション、用具の支援等に寄付金が使われます。

弊社では個サル売上の1%を寄付することで、この活動に参加させていただきます。
詳しくは弊社ホームページをご覧下さい。

では、何故この活動に参加するのか。
ひとつは「1 % FOOTBALL CLUB」が発信したメッセージに共感したから。

私たちが当たり前に楽しんでいるサッカーを、当たり前にできない子どもたちはどれだけいるのか。その正確な人数は把握されていませんが、国連等の調査によるとその潜在規模を知るだけでなく、「希望」を見つけることができます。世界で、サッカーをしたくてもできない子どもたちの人数は約6.4億人に対し、サッカーファンは35億人。日本ではその数9万人に対し、450万人。世界でも日本でも、サッカーが好きな人たちが少し行動すれば、子どもたちの状況が変わるという希望がある中で、「サッカー愛を、次世代につなぐ」というミッションのもと『1% Football Club』に取り組んでいきます。

https://onepercentfc.com/

日本にも経済的な理由でサッカーを諦めている子どもが存在することは間違いなさそうだけど、みんなが少しずつ力を出し合えば何とかなる、希望が見える数字だと感じました。

そして、我々のようなフットサル施設がこの活動に参加することに大きな意義を感じたこともひとつです。
サッカー、フットサルを愛する人が沢山集まるフットサル施設がこの活動に参加し、お客様に対して情報を発信することで、この社会問題に対する理解や1% FOOTBALL CLUBの活動をより多くの人に知ってもらえるし、お客様にとっても楽しくボールを蹴ることが社会貢献に繋がるのであれば素晴らしいことではないかと思います。
そして、我々施設側の人間にとっても、サッカー人口を増やすことはある意味「投資」であり、完全な慈善事業ではないと考えています。
弊社の参画がキッカケとなり、多くの同業者が関わってくれるようになれば嬉しいです。

そして、もうひとつはお客様と一緒により良い社会の実現に取り組めること。
なので、個サルに来ていただいている皆様にはこの活動のことを出来るだけ知っていただいて、アスキーフットサルパーク松阪と共に「誰もがサッカーを諦めなくていい社会」を作っているんだと感じてもらえるよう、これからも情報発信していきたいと思っています。

僕の好きな考え方のひとつに「ノブレス・オブリージュ」という思想があります。
元々は西洋の貴族から生まれた思想で、「財産、権力、社会的地位を持つものは社会的義務が伴う」という意味です。
「財産、権力、社会的地位」は自分自身の能力ではなく、社会から与えられたものであるから、自己を犠牲にしてでも果たすべき社会的義務があるという考えです。

アイスホッケーの三浦優希選手のnoteがとても共感できるので、是非読んでいただきたいのですが、彼はこの思想を「偶然自分が受けた恵みを、少しでも多くの人に還元・循環させる使命」と解釈しています。

我々が当たり前のようにサッカー、フットサルを楽しめる環境に生まれてきたことは自分自身の力で手に入れたものではありません。
日本という豊かで安全な国に生まれたこと、スポーツを続けられるだけの余裕のある生活ができていること、これらは我々が偶然手に入れた恩恵です。
であれば、我々にはそれを還元・循環させる使命があるのではないかと思います。

今回この活動を行うことが自分自身にとっても、お客様にとってもノブレス・オブリージュの実践に繋がるのであれば非常に嬉しいです。

今後とも弊社の個サルを宜しくお願い致します。