ポジティブ変換

仕事中にイライラさせられるランキング第1位【営業電話】と【飛び込み営業】

そもそも無配慮且つ強制的に相手の時間を奪ってしまう電話自体、仕事で使うのはあまり好きじゃないし、飛び込み営業も同じ理由で嫌い。
しかも、間の悪いことに、こちらが忙しかったり、作業がノってきたタイミングで腰を折られることが多い気がします。

昔は営業電話してきた番号をイチイチ着信拒否するぐらい嫌いだったのですが、施設の運営を任されるようになり、自分自身が経営者になり、売る側の苦労もわかるようになりましたし、自分が営業する側になる機会も年々増えてきていますので、「ある程度ちゃんと聞いてあげないといけないなー」と思うようになりました。

でも、やっぱ嫌じゃないですか?
だって、これまで有益な提案なんて10%もなかったですよ?
やっぱ無理や。
無駄な時間すぎる。
せめてメールで概要説明だけしてアポイント取ってほしい。

という愚痴を、少し前にある方に話していました。
その方は人としても尊敬している方で、仕事上のアドバイスもいただいている、僕のメンターのような方です。

彼は言いました。

「俺は全ての営業電話、一旦話聞くけどなー!提案内容云々よりも、この営業マンはどうやって俺の心を動かしてくるのかな?って。たまに勉強になる営業マンもいるよ。」と。

なるほど。その視点はなかった。
彼は営業を受けることで、自分の営業力や提案力にそれを反映させているのです。

「時間を奪われた」と捉える僕と、「成長の機会をもらった」と捉える彼。
どちらが幸福度、充実度が高いかは明らかです。

近年注目されている「自己肯定感」
それを高めるための手法に【リフレーミング】というものがあります。

これは出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、出来事に別の視点を持たせるものです。
新しい発想を得たり、自分や他人の気持ちを変化させる方法としてよく使われます。

リフレーミングに関する有名なたとえ話ですが、コップに水が半分入っている時、「半分しか入っていない」というフレームと「半分も入っている」というフレームでは物事の感じ方が異なってきます。
「半分しか入っていない」というフレームでは、不満や不足を感じるでしょうが、「半分も入っている」というフレームでは、満足や喜びを感じることができるでしょう。

このように、同じ出来事でもフレームを変えるだけで、物事の感じ方を変えることができるのです。

身のまわりで起こる様々なネガティブな出来事や、自分を含む誰かの短所をリフレーミングする習慣をつけることで、思考がポジティブになり、自己肯定感の高い、幸せな人生に近づけていけるのではないかと思っています。

いきなりは変えられないかもしれませんが、意識していきたいものです。