先日のベテランリーグで感じたこと。
まず、結果として1勝1敗。
第1試合では、開幕2連勝で首位を走り、その戦いぶりから「今年は堅い」との呼び声も高かったBARに2-0で勝利。
しかし、第2試合ではアオキーズに早々と3失点。後半巻き返すも2-5で敗戦。(もちろん、アオキーズも上位でBARに匹敵する力のあるチームなんだけど)
開幕時のブログ にも書いた通り、我々ENDELSS STORYは選手個々の能力は高くないけど、戦術的なモデルがあって、出来るだけみんなで同じ絵を描いてプレーすることで、自分たちより強くて、速くて、上手い相手を出し抜いて勝っていくことを目指すチームです。
それが出来たのが1試合目のBAR戦。
守備の部分で個人の力量に依存することなく、共通理解を持ってチームとして機能することができたことが勝利に繋がったと思います。
対して2試合目のアオキーズ戦前半は、寄せるべきところで寄せれていなかったり、戻るべき場所に戻れていなかったり、コーチングの声が出ていなかったり、、同じことをやっているつもりでもそのクオリティには雲泥の差があったと思います。
前述の通り、能力的には厳しいチームなので、できるだけ「個人の力量に依存しない」形でやろうとしているのですが、依存しないだけで「頑張らなくていい」わけではありません。
100%やっても恐らく足りないから戦術を採り入れているのであって、個人がサボるための戦術になっては本末転倒。
僕が大切にしている考え方のひとつに
「あり方」×「やり方」というものがあります。
「やり方」はスキルや方法論であるのに対し、
「あり方」は志や心構え、自分がどうあるべきかという考え方。
勝負事や何かを成し遂げたいとき、この両方が必要になってくる、両方揃っていることが相乗効果を生むと考えています。
その考え方で改めて試合を振り返ると、2試合目は「あり方」の部分を見つめ直す必要があると思うし、ここを疎かにしていると、何度も同じような負けを繰り返すことになるのではないかと思います。
個人的には走るという部分において、このチームの中ではもっと圧倒的な違いを生み出したいですし、声を出してリーダーシップをとるという部分も1試合目に比べると足りなかった気がしています。
また、結果が出た試合に関しても攻撃についてはほとんど取り組んでいることを出せていないので、「やり方」の部分もチームとしてまだまだ突き詰めていかなければならないと感じています。
日々の生活や仕事の中でもついつい「やり方」ばかりに目が行ってしまいますが、それと同等に「あり方」も大事にしていきたいと思いますし、自分がどうありたいのかという理想像はもう少し明確に言語化しておきたいなと感じた出来事でした。
さて、今週末よりいよいよヴェルデラッソ松阪の東海リーグが開幕します。
自分より若い選手ばかりですが、ピッチ内での彼らの「あり方」はとてもリスペクトしています。
完璧に相手守備陣を崩すような美しいフットサルができればいいですが、それ以上に勝利のために必死になって走り、闘う人の姿は美しいはずです。
そこだけは最後まで失うことなく、シーズン終了まで戦い続けてほしい。
今シーズンも応援宜しくお願い致します。
【東海フットサルリーグ2022 1部】
第1節:2022年7月31日(日)13:30キックオフ
vs.Dele Yaone Futsal Club